朗読してみる?

言葉と私026
繊細な母親は、子どもの声を聞いただけでその状態を察知します。だから、子どもがウソをついてもたいていお見通しです。なぜそのようになるのか。微妙な声の変化に感情が表現されるからです。
大人でも、自分の書いた文章に感情的な部分があると、それを朗読したときに声にそれが現れるものです。感情というものは「他人にあまり知られたくない」と思う人が多いようですが、どんなに隠したくても隠せないものです。どうせならきちんと表現しましょう。ただし、職場でそれをすると鬱陶しがられるでしょうけど。だけど、友達と集まってヒーリング・ライティングをみんなでするというときには、朗読の時間を設けて朗読することをお勧めします。
自分の感情をきちんと受け止めてもらうことは大切なことです。
どんな文章も朗読するといいのですが、入門編として、エクササイズ1-13で書いた「幼い頃の思い出」を朗読してみてください。
エクササイズ1-14
自分の書いた「幼い頃の思い出」を感情込めて朗読してください。
何人かで集まって、互いに朗読し合いと楽しいですよ。その際には互いにからかうようなことはせず、相手の朗読をまずは受け取り、そのあとで、互いにどんな感情を抱いたかシェアしてみて(分かち合ってみて)ください。